研究課題/領域番号 |
17K14021
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
林 安希子 明治大学, ガバナンス研究科, 助教 (50789716)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 国際比較研究 / 幼児教育 / 教師の熟達化 / ビデオを使ったインタビュー法 / 教員養成 / 教師の専門化 / 教師養成 / 比較教育 |
研究成果の概要 |
1)各国の熟練幼稚園教師の教授法の特徴は何か:「余裕が出てきた」「言葉より身体を使うようになった」「子どもと向き合えるようになった」などの答えを得た。これらの特徴は3か国で共通していることがわかった。これは各国での教授法の違いを報告していた今までの研究を踏まえると、意外な結果であり、面白い結果である。2) 熟練幼稚園教師に至る過程に何が貢献しているのか:師弟関係、現場経験、ワークショップ、園内研修など、色々な要因が挙げられた。こちらは各国で特有の傾向が見られている。中国では師弟関係・評価システムが、日本では現場経験・園内研修、アメリカではワークショップ・大学院での学びが多くあげられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果により、日本文化・社会に適した幼児教育政策、教職課程・教師向けのワークショップ等への示唆が出来ると考える。また、本研究の重要な学術的意義として、「熟練教師・教師の変化」の研究分野では、教師着任初期2~3年間が学生が実際の教師へと移行期と捉えられていることが多いが、教師着任初期5年間と移行期の概念を拡げる必要があることを示したことが挙げられる。
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