研究課題/領域番号 |
17K14035
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
八木 雄一郎 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (80571322)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 続き物語 / 翻案 / 読むこと / 書くこと / 方法知 / アクティブラーニング / コンピテンシー / 交流 / 共有 / ミメーシス / 創作 |
研究成果の概要 |
小学校・中学校・高等学校の国語科の授業の中で「物語の続きを書く」という言語活動がもたらす学習効果について研究を行った。具体的に行った調査・検証は以下の通りである。①他の言語活動と比較して「続き物語」にはどのような独自性があるのか、その概念について再検証を施した。②「続き物語」がどのように「読むこと」の学習を促進するのか、中学生や大学生による実際の取り組みを通して分析した。③「続き物語」を「読むこと」の単元の中にどのように組み込むべきか、授業研究を通して検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「続き物語」の先行実践は複数あるが、その方法や意義についてはいずれも実践家としての暗黙知的な経験則から導かれているところがあり、学術的な議論に基礎を置いたものではなかった。それに対し、本研究は「続き物語」の有効性や学習効果について客観的に証明しようとしたところに学術的意義がある。さらに本研究を通して、どのような教材が「続き物語」を行うのに適しており、それをどのように採り入れると「読むこと」の授業・単元が活性化するのかについて具体的に示した。全国の国語教師が授業構想をする上で、誰もが参照しうる有益な指針を提供した点で社会的意義がある。
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