研究課題/領域番号 |
17K14036
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 筑波大学 (2019-2020) 愛知教育大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
京免 徹雄 筑波大学, 人間系, 助教 (30611925)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | キャリア教育 / 市民性教育 / フランス / カリキュラム・マネジメント / キャリア・ポートフォリオ / 学級活動 / 市民性 / 社会化 / 文化化 / 教師の役割 / キャリア・カウンセラー / 道徳・公民科 / 比較教育学 / 特別活動 |
研究成果の概要 |
本研究では、フランスのキャリア教育を比較分析することで、公正で持続可能な社会の創造を目指して、役割を選択し行動できる市民を育てるための理論と実践を明らかにした。カリキュラム・マネジメントとキャリア・ポートフォリオの融合によって、計画・実践および生徒の学習経験の両面において、市民性の収束性・継続性・漸進性を確保することができる。また、フランスでは学級活動を通して生徒が社会化されているが、日本では文化の創造(文化化)が行われており、そこには主体化に向けた市民性教育の可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各教科と教科外活動との往還というヨコのライン(空間軸)と、小・中・高等学校というタテのライン(時間軸)をつなぎ、計画・実践の収束性・継続性・漸進性を確保するとともに、キャリア・ポートフォリオによってその結果(子どもの学習経験)を可視化・資本化することで、市民性教育がキャリア教育として成立することを明らかにした。さらに、ポートフォリオは、学校内外の様々なアクターが市民性教育に参加するプラットフォームとしても機能する。以上の成果は、社会正義に寄与するキャリア教育のプロトコルを具体的に提示したという点において、学術的・社会的意義を有する。
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