研究課題/領域番号 |
17K14037
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
高井 吾朗 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60632784)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | メタ認知 / 練り上げ / 数学的モデル化 / 数学教育 / 協働解決 / モニタリング / 協同学習 |
研究成果の概要 |
算数科授業における協働学習として一般的な過程は練り上げであり,練り上げにおけるメタ認知の役割が,他者モニタリングを通して他者と自己の考えを比較し,解決を推進することであることを明らかにした。 数学的モデル化過程は,一般的に記号化,解決,文脈化,確認(検証)の4段階で構成されるが,記号化,文脈化,確認はオープンな過程になっており,自分の選択が妥当かどうかを判断することが難しく,各段階において練り上げを通した妥当性の検討が必要である。故に,数学的モデル化においても,メタ認知をはたらかせることが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在算数科・数学科授業において,主体的・対話的な学びが求められる中で,協同解決をどのように進めるかは,重要な課題である。本研究の成果は,協同解決におけるメタ認知の役割を明らかにすることにより,グループ学習や練り上げの具体的な指導法の構築に貢献するものである。 また,平成29年度学習指導要領において,算数・数学の問題発見・解決の過程の重要性が述べられ,現実世界と数学世界の往還が求められている。この往還は数学的モデル化過程と呼ばれ,本研究の成果から,数学的モデル化過程においてどのようにメタ認知をはたらかせるかを具体的に示すことができた。
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