研究課題/領域番号 |
17K14050
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
角田 将士 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70432698)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本史教育 / 学ぶ意義 / 見方・考え方 / 歴史教育 / 教育学 / 教科教育学 |
研究成果の概要 |
何をどう教えれば、学習者にとって意義深く、民主主義社会の形成者にふさわしい資質・能力、市民性を育成し得る日本史教育になるのか。この問いにアプローチすべく本研究では、子どもの思考力の伸長をめざす日本史教育のあり方を体系的に論じた和歌森太郎の所論、とりわけ,日本史教育における内容選択の視点に着目した。そして,和歌森の所論を参照し,高等学校における地理歴史科を対象とした具体的な授業プランを開発し、その教育的効果の検証を行うことで、学習者である子どもたちにとっての「学ぶ意義」を意識した日本史教育のあり方について、実証的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は「民主主義社会の形成者にふさわしい資質・能力、市民性の育成を目標とする日本史教育は、何を内容の系統とし、どのような学習方法に依るべきか」そして「日本史を学ぶ意義は何か」といった、社会科教育研究上、極めて重要な問いに対してアプローチするものであった。 2017年(中学校)と2018年(高等学校)に告示された学習指導要領では、各教科等を特性や学ぶ意義を踏まえた授業改善が求められている。それに対して本研究では、和歌森太郎の歴史教育論の検討を踏まえた具体的な授業プランの開発と検証を行うことで、これから求められる歴史学習のあり方を実証的に示した点において、社会的意義のある研究となっている。
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