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「新しい哲学教育」の導入による小学校カリキュラム改革の事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K14055
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教科教育学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

福井 駿  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 講師 (40758687)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード新しい哲学教育 / 小学校カリキュラム / 問いを立てる / 哲学する / 子どものための哲学 / 対話教育 / 学校設定教科 / 教科観の内省 / 「てつがく」 / 教師の教科観 / 哲学教育 / 小学校カリキュラム改革 / シティズンシップ教育 / 学校カリキュラム改革 / ハワイ州の学校教育 / フィールド調査
研究成果の概要

本研究では事例として,お茶の水女子大学附属小学校における学校設定教科「てつがく」の導入,を取り上げた。この事例について,文献・文書の収集,インタビュー調査,観察の複合的なデータ収集と分析を行い,そこで起こっていることを記述,解釈した。結果として「てつがく」の導入は,考えることそのものを学習する領域設定に重要な意図があり,一定の有機的な変化を起こすための条件整備の一つ(それぞれの条件は連動している)であり,教師の教科への内省を促がすことに特徴を持つ,ということが解明された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「新しい哲学教育」の導入は“答えの簡単に出そうにない問題に問いを立て,自分なりの答えを探すことに取り組む”という行為を子どもたちに実践させることであり,学校で学習者の思考力を育成する重要なきっかけになるかもしれない。その際に重要になるのは,それがカリキュラムの他の部分とどのように関連するかである。本研究では,カリキュラムは有機的な全体であることを踏まえ,「新しい哲学教育」の導入と小学校カリキュラム全体との関係づけについて一定程度の理論化を見据えた検討がなされ,どのような関係づけがあり得るかが示唆された。それによって改革提案としての価値を吟味することに貢献したと言えよう。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 近年のお茶の水女子大学附属小学校における学校カリキュラムの展開-継続的なカリキュラム・マネジメントに着目して-2020

    • 著者名/発表者名
      岡田了祐,福井駿
    • 雑誌名

      人間発達研究

      巻: 34 ページ: 39-63

    • NAID

      120006839927

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] アメリカの哲学教育が日本に示唆すること -Philosophy for Childrenアプローチを中心に-2019

    • 著者名/発表者名
      福井駿
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会 第30回大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] お茶の水女子大学附属小学校の学校設定教科 「てつがく」はどのように実践されているのか -カリキュラムにおける役割に注目して-2019

    • 著者名/発表者名
      岡田了祐,福井駿
    • 学会等名
      日本教育方法学会 第55回大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 自己コントロール社会における主体的市民の育成 -お茶の水女子大学附属小学校におけるシティズンシップ教育の試みを事例に-2018

    • 著者名/発表者名
      岡田了祐,福井駿
    • 学会等名
      全国社会科教育学会 第 67回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] Working with International Partners to Build a Deliberative Democracy Through Social Studies Education: Examples from a Collaborative Research Exchange Between Japanese and U.S. Colleagues2017

    • 著者名/発表者名
      Amber Strong Makaiau, Fukui Suguru, Noboru Tanaka
    • 学会等名
      日米教員養成協議会(JUSTEC)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 教科とその本質-各教科は何を目指し,どのように構成するのか- (第4章第2節:「てつがく」とはどのような教科か)2020

    • 著者名/発表者名
      日本教科教育学会(編) (第4章第2節執筆:岡田了祐,福井駿)
    • 総ページ数
      191
    • 出版者
      教育出版
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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