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合理的配慮に関する聴覚障害学生の意思表明スキル獲得とその活用過程

研究課題

研究課題/領域番号 17K14056
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 特別支援教育
研究機関山形大学

研究代表者

有海 順子  山形大学, 障がい学生支援センター, 准教授 (50633921)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード意思表明 / 聴覚障害学生 / 合理的配慮 / 聴覚障害学生の意思表明
研究成果の概要

本研究では、聴覚障害学生の意思表明スキル獲得および活用過程を明らかにするため、当事者6名の語りを質的に分析した。その結果「獲得前段階」「前期獲得段階」「後期獲得段階」「活用段階」の4 つの段階に整理できた。
情報が得られずともわからないままにしていた段階から、情報保障体験を通して意思表明の必要性や支援利用の必要性を認識し、支援者養成への参加や自己を語る経験を経て自分の意思を明確にし、目的意識の高まりとともに徐々に自ら意思表明していく様子がみられた。この意思表明スキル獲得および活用過程は、必ずしも直線的かつ一方向的なものではなく、循環的に発展していくという特徴が見いだされた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

障害学生に対する支援は、本人からの意思表明があって初めて提供されることになるが、聴覚障害学生の場合意思表明自体が困難であるといわれている。本研究で得られた成果は、聴覚障害学生が意思表明できるよう支援していく際の重要な示唆を与えることができたと考えられる。
また、障害者の援助要請や意思表明に関する研究の蓄積は非常に少なく、障害種別に偏りがみられる。本研究において「聴覚障害学生の意思表明」に着目することで、当該研究分野の蓄積に寄与できたといえる。さらに、これまで経験値で語られてきた内容を学術的に示したこと自体が重要な意義である。

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 聴覚障害学生の意思表明スキル獲得および活用プロセスの検討2022

    • 著者名/発表者名
      有海順子・羽田野真帆
    • 雑誌名

      障害科学研究

      巻: 46 ページ: 13-26

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 聴覚障害学生の意思表明スキル獲得過程および活用過程とその要因2020

    • 著者名/発表者名
      有海順子・羽田野真帆・冨樫整
    • 雑誌名

      CAMPUS HEALTH

      巻: 57(1) ページ: 359-361

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 聴覚障害学生の意思表明スキル獲得過程および活用過程とその要因2019

    • 著者名/発表者名
      有海順子・羽田野真帆・冨樫整
    • 学会等名
      第57回全国保健管理研究集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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