研究課題/領域番号 |
17K14058
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松原 正樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (90714494)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 聴覚障害者支援 / データ収集プラットフォーム / 感性反応データ / 個人適応型訓練 / トップダウン知覚 / 聴覚障害支援 / 聴覚認知 / 聴能訓練 / 音楽トレーニング / 聴覚障害 / 音認知テスト |
研究成果の概要 |
本研究は聴覚障害者のための音認知テストの構築を目的とした.聴取者に関する要素(聴力,障害の種類,音楽経験,音への関心など)や,刺激音に関する要素(音響特徴量,背景情報,音の類型など)を含めた総合的な検討が必要であることがわかった.また,環境音そのもののデータ不足およびその音に対する正解・不正解データ不足の両面が課題であることが明らかとなり,環境音およびそのメタデータを収集・蓄積するためのプラットフォーム構築に取り組んだ.その結果,社会的・文化的コミュニティの違いから正解が一意に定まらないことが示唆され,回答者一人一人の特性を考慮したデータ統合手法が本質的な課題であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚障害者の音認知能力は聴力レベルとは異なるということ,そして各個人の聴こえの様相は多様であることが示された.また,社会的・文化的背景によって主観的な反応が異なることもデータにより示された.個人の特性を考慮したデータ収集・データ統合技術が本質的な課題であると明らかとなった.本データ収集プラットフォームは聴覚障害者だけでなく健聴者・高齢難聴への応用も期待できる.
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