研究課題/領域番号 |
17K14069
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 (2018-2020) 帝塚山学院大学 (2017) |
研究代表者 |
津田 聡子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (20616122)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 知的障害 / 月経 / 性教育 / 月経教育 / 特別支援教育 / 特別支援学校 / 思春期女子 |
研究成果の概要 |
知的障害のある女子の初潮年齢は、典型発達の女子の初潮年齢とほぼ同じであることが報告されている。しかし、初潮前に知的障害のある女子に月経時の対応に関する教育効果についてはほとんど報告がない。この研究は、視覚的サポートに焦点を当てた月経教育プログラムにより月経時の対応への効果の有無を明らかにすることを目的とした。月経未初来の知的障害のある11人の思春期女子が参加し、参加する前、直後、1か月後の3回、人形のナプキン交換を実施し、15項目の内容を測定した.その結果、参加者の平均得点は、月経教育プログラムを受講する前後で有意に高くなり、障害の程度での差はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、わが国においてほとんど報告のない知的障害のある思春期女子への月経教育の方法について言及した研究である。特に、月経未発来の知的障害や発達障害のある思春期女子に対して、月経の準備期に介入をした研究はほとんど見当たらず、本研究では月経準備教育における視覚的支援の効果とその持続性を確認した。その結果、教育プログラムの前後で障一定の効果を確認することができ、またその効果は障害の程度による差は見られなかった。今後、知的障害や発達障害のある子どもに対して行う月経への準備教育として、学校現場や家庭に還元できるものと考えられる。
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