研究課題/領域番号 |
17K14123
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山中 真仁 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (90648221)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 無標識イメージング / 波長1700 nm / 光コヒーレンス顕微鏡 / ファイバーレーザー / ラマン散乱 / 応用光学 / ラマン散乱イメージング |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、生体深部構造と分子情報を計測する無標識イメージング技術の開発である。本研究では、生体透過性が高い波長1700 nm帯を利用することで、無標識生体深部イメージングの実現を目指した。申請者が開発した波長1600 nm帯モード同期超短パルスファイバーレーザー光源を利用し、波長1700 nm帯無標識イメージング技術用光源を開発した。波長1700 nm帯光源を用いたスペクトル領域光コヒーレンス顕微鏡を開発し、生体試料の深部イメージングが行えることを確認した。また、ラマン散乱信号を計測する装置を開発し、試料の信号計測が出来ることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の生命科学の研究において、ガラス基板上で培養した細胞では発現しない生体機能が存在することが報告されており、生体そのものや3次元培養などで培養した細胞群を観察する重要性が高まっている。本研究で開発したイメージング技術は従来より生体深部を無標識かつ高い空間分解能で可視化出来る技術であり、生命科学分野の研究へ大きく貢献できる可能性があると考えられる。また、今回用いた波長1700 nm帯は近年生体深部イメージングに有効であることが示された波長帯であり、いまだそのイメージング技術の報告例は多くない。本研究成果は生体イメージングの技術開発という点でも新規性が非常に高いものである。
|