研究課題/領域番号 |
17K14237
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数学基礎・応用数学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
出原 浩史 宮崎大学, 工学部, 准教授 (50515096)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 数理モデル / 燃焼 / パターン形成 / 反応拡散系 / 数値シミュレーション解析 / 数値シミュレーション / 計算機支援解析 / 燃焼問題 / 進行波解 / 不安定化 / 応用数学 |
研究成果の概要 |
狭い空間における燃焼では、空気の供給速度を変化させたとき、空気の供給方向によって燃焼の遷移過程が異なる。この点に着目し、数理モデルの解析を通して、その違いを生み出す数理的構造を明らかにすることを目的とした。研究成果の一つとして、空間2次元パターンの基礎となる空間1次元における解析が挙げられる。また、数値シミュレーションによって空間2次元問題の上流燃焼と下流燃焼のパターンダイナミクスの性質の詳細な調査と特徴付けを行い、燃焼跡パターンの変遷の起源となる解の不安定化とそれらに関連する固有値について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者らが提唱した数理モデルを解析することによって、狭い空間での燃焼パターンの変遷を解明することはこれまでにない新しい試みであり、本研究の学術的な特色である。また狭い空間での燃焼パターンと微小重力環境下であるスペースシャトル内での燃焼実験のパターンとは非常に類似している。このため本研究成果は微小重力環境での燃焼の解明にも寄与できる可能性がある。さらに火災や山火事などにおける燃え広がり方の科学的解明への第一歩となる研究である。
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