研究課題/領域番号 |
17K14248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
樫山 和己 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10785744)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 中性子星 / 超新星爆発 / 高速電波バースト / 中性子星形成 / 電波 / ガンマ線 / サブミリ波 / 宇宙物理 / 理論天文学 / X線天文学 / 電波天文学 / 光学赤外線天文学 |
研究成果の概要 |
本研究では大質量星の重力崩壊に伴う中性子星の誕生、その100年以内の活動性を解き明かすための重要な道しるべをつけることができた。特に、1. 超高輝度超新星のパルサー駆動モデル検証へ向けた生後100年までのパルサー星雲放射の理論モデルの確立し、その過程で2. 高速電波バーストの起源天体としての超高輝度超新星残骸の提案、3. それらを検証するための電波観測を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽のおよそ10倍以上の質量を持つ重たい星がその一生の最後に重力崩壊を起こして形成する中性子星、その誕生は超新星爆発と呼ばれる明るい大爆発を伴う。本研究では、超高輝度超新星と呼ばれる宇宙でもっとも明るい超新星がなぜそれほどまでに明るいのか、その起源を生まれたての中性子星からのエネルギー注入に求めた。この所謂「パルサー駆動シナリオ」を検証するため、シナリオ特有の多波長電磁波放射現象を理論的計算、その予言に基づき観測を実施し、一部のターゲットから理論予言どおりのシグナルを検出した。この結果は宇宙最大の爆発現象と中性子星という極限天体誕生の間の関係に迫る意義深いものであると考える。
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