研究課題/領域番号 |
17K14277
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (2019-2022) 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2017-2018) |
研究代表者 |
鈴木 渓 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究職 (40759768)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 量子色力学 / ハドロン / 少数多体系 / 強磁場 / 相対論的重イオン衝突 / カシミール効果 / ディラック半金属 / 格子場の理論 / チャーモニウム / カイラル対称性 / ゼーマン効果 / クォーコニウム / ヘビークォーク / D中間子 / 有限体積効果 / QCD相転移 / 輻射崩壊 / 非相対論的QCD / 軌道角運動量 |
研究成果の概要 |
核子や中間子などのハドロンは通常、球形の波動関数として存在するが、系が極端に非等方な環境(例えば電磁場中など)にあるとき、非等方な形状となることが予想される。ハドロンを変質させるほどの強い電磁場は身近には存在しないが、粒子加速器を用いて行われる相対論的重イオン衝突実験や、強磁場中性子星(マグネター)においては極めて強い電磁場が生じる可能性がある。本研究では、そのような非等方環境下のハドロンの性質を解明するための理論や数値計算手法を考案し、新奇な物理現象の予言を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な研究対象はハドロン系やクォーク系(ディラック粒子系)であるが、研究成果として予言・解明された物理現象の数々は原子系・核子少数系・固体物性系などのその他の量子系へと拡張できる普遍的な概念であり、非等方環境における量子少数系・多体系の一般的な理解を深化させることにつながるという意味でも意義のある成果である。
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