研究課題/領域番号 |
17K14282
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
黒柳 幸子 名古屋大学, 高等研究院(理), 特任助教 (60456639)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 宇宙ひも / 重力波 / 宇宙物理 |
研究成果の概要 |
Advanced-LIGOによる重力波初直接検出により、重力波観測の体制が加速して整いつつある。重力波実験は、天体物理検証の新しい窓となるだけでなく、宇宙ひも探索の強力な手段であり、現存の探索法よりも圧倒的に良い感度で宇宙ひもを検証できる。本研究課題では、数年内に得られる次世代検出器の重力波データから、宇宙ひもの情報を取り出すための理論研究およびデータ解析体制の構築に取り組んだ。理論・データ解析手法の両面において将来の重力波実験に向けた準備を整えることで、宇宙ひもに関してより多くの情報を引き出し、宇宙ひもに対してより精密な制限を与えることが可能になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙ひも起源重力波のデータ解析を扱うグループは世界的に見ても少なく、データ解析で検証できる点が全て詰められているとは言い難い。日本でも重力波実験KAGRAの建設が進む中、宇宙ひも重力波のデータ解析コードの開発が進んでいない現状があり、本研究が進むことでその体制を整えることができる。また、本研究によって将来的に重力波実験によって宇宙ひもに対する観測的制限をより強めていくことができれば、生成機構の宇宙相転移や超弦理論などの、加速器では到底届かないようなエネルギーの物理現象を検証することができる。
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