研究課題/領域番号 |
17K14285
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2018-2019) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
花田 政範 慶應義塾大学, 自然科学研究教育センター(日吉), 訪問研究員 (40626735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 場の量子論 / 超弦理論 / 量子重力 / 計算物理 / カオス / ブラックホール / 素粒子論 |
研究成果の概要 |
2017年度から2019年度までの間に14本の論文を執筆し、うち10本は査読を終えて査読付き専門誌に掲載済みである。本科研費終了直後の2020年5月にも関連する論文を一本完成させることができ、専門誌に投稿予定である。また、口頭発表を50回行った。(国際研究会23回、日本物理学会1回、セミナー26回。)超対称ゲージ理論のシミュレーションに加え、「部分的な非閉じ込め相」という新しい相の発見、部分的な非閉じ込め相の量子重力的な視点からの理解の進展、量子カオスについての新しい知見の発見など、満足のゆく進展が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重力と量子論の融合(量子重力)は理論物理学の長年の懸案である。本研究では、ゲージ理論と量子重力の双対性の研究に計算物理学的な手法を持ち込むことで、量子重力に関する新たな知見を得ることができた。本科研費の期間中に開始したドイツの研究機関との国際共同研究は順調に進展しており、今後も重要な進展があると期待している。本研究の過程で発見した「部分的な非閉じ込め相」はQCDにも存在すると期待されるほか、長流動ヘリウムに代表されるボーズアインシュタイン凝縮とも密接に関係しており、今後の学際的な研究の発展が期待される。
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