研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、高精度多体計算による相対論的核物質模型をさまざまな物理現象に適応し、「地上実験」から得られる一様核物質や有限原子核の結果と「天体観測」から得られる中性子星の特性を考慮した上で、両者を統一的に理解することである。原子核多体計算の精度を向上させることで、対称エネルギーなどの核物質の性質を精度良く決定できると同時に、中性子星の最大質量や半径、重力波データを用いた中性子星の潮波変形などを統一的に説明することが可能となった。
核物質の性質に関する研究や中性子星の特性に関する研究は古くから行われているが、両者を統一的に扱い理解することは理論物理学の悲願である。本研究では、相対論の枠組みの中で多体計算の精度を向上したことにより、両者の統一的な説明が可能となった。さらに、天体観測から得られる情報は、核物質の性質を決定するに当たり非常に重要であることと、多体計算精度の更なる向上が将来的に不可欠であることを示した。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 5件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 8件、 招待講演 1件) 備考 (4件)
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