研究課題/領域番号 |
17K14377
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
吉田 圭佑 東北大学, 理学研究科, 助教 (20743686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 微小地震 / 大地震 / 流体移動 / ゆっくりすべり / 前震 / 地震発生メカニズム / 応力 / 断層強度 / 間隙水圧 / 震源過程 / 地震波形 / 余震 / 地震発生場 / 応力場 / 群発地震 / 破壊伝播指向性 / メカニズム解 / 微細断層構造 / 震源 migration / b値 / 応力降下量 / 地震発生準備過程 / 強度 |
研究成果の概要 |
地震の発生に,断層上の流体移動や低速すべりなど,揺れを生じない現象が重要な役割を果たしている可能性が考えられている.通常,地球内部での揺れを生じない現象を検出することは困難である.本研究では,大地震発生に先立って生じている可能性があるそれらの非地震性現象を微小地震を用いて調べた.この結果,近年の複数の内陸大地震発生前に顕著な非地震性現象が生じていたことが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地震の発生の理解のためには,震源付近で進行している現象の全体像の理解が不可欠である.しかしながら,揺れを生じさせない現象を捉えることが非常に難しい.本研究では,微小地震を用いることにより間接的に,大地震震源域で地震発生前に進行していた現象について調べた.それにより,少なくない数の大地震の発生前に,流体移動などの現象が生じていることが示された. 得られた知見は,地震発生機構の理解のために極めて重要である.本研究で用いられたアプローチを様々な地震に適用することにより,更なる知見がもたらされると考えられる.
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