研究課題/領域番号 |
17K14392
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
片岡 崇人 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(環境変動予測研究センター), ポストドクトラル研究員 (00794786)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大気海洋相互作用 / 大気海洋結合フィードバック / 気候変動 / 熱帯 / 大西洋 / 南北モード / 南北モード現象 / 海洋混合層 / 理論モデル / 気候モデル / 熱帯大気海洋結合系 / 海洋物理・陸水学 / 気象学 |
研究成果の概要 |
数理理論の構築により、熱帯大気海洋結合系に三種の新たなフィードバック過程が存在する事を新たに示した。これらのフィードバックは、WESフィードバックと呼ばれる、従来その重要性が広く認知されているフィードバックと同等かそれ以上の強度を持つこと、すなわち瑣末なフィードバックはないことを明らかにした。そして観測データや気候モデル実験の解析から、現実の大西洋の気候変動現象の成長にもこれらのフィードバックが働いている事が分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな大気海洋結合フィードバック過程の発見・理解は、気候モデルの改良や、ひいては気候変動予測の精度向上に貢献することが期待される。また、本家研究で明らかになった大気海洋結合フィードバックは、熱帯大西洋の気候変動現象の成長に寄与することが分かったが、太平洋やインド洋にも類似の気候変動現象が存在するため、これらのフィードバック過程は、その他の海盆においても重要な役割を果たすと考えられる。
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