研究課題/領域番号 |
17K14393
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 京都産業大学 (2020) 滋賀県立大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
小郷原 一智 京都産業大学, 理学部, 准教授 (50644853)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 火星 / ダストデビル / 着陸機 / 塵旋風 / 惑星気象学 / 画像 / 統計解析 |
研究成果の概要 |
Mars Exploration Rovers Spiritに搭載されたNavigation Cameraの観測画像から火星のダストデビルを抽出し,その発生日時,持続時間,直径をすべて記録した.かつてはダストデビルの直径や移動速度の分布しか報告されていなかったが,これにより,個々のダストデビルの特徴と周囲の大気環境との関係を調査できるようになった. 日別のダストデビル頻度には7 solsおよび2 sols程度の周期の変動があるようにも見えるが,あまりはっきりしない. 周回機とSpiritのダストデビル観測が同時期に十分な数行われていないため,周囲の大気環境との比較を有意に行うことができなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かつては火星ダストデビルの直径や移動速度の分布しか報告されていなかった.本研究により,Spirit着陸地点における,3火星年にわたる個々のダストデビルの発生日時,持続時間,直径が記録された.着陸地点からの相対的な位置も計測されたので,ダストデビルも移動経路(直線なのか曲がるのか)を導出することも可能である.今後は,火星ダストデビルのデータベースとしての活用が期待できる.
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