| 研究課題/領域番号 |
17K14398
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| 研究種目 |
若手研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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| 研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
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研究代表者 |
吉田 龍二 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 客員研究員 (30625512)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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| 研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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| 配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | 熱帯気象 / 台風 / 発生環境場 / 渦追跡手法 / 気象学 / 熱帯大気 |
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| 研究実績の概要 |
初年度の平成29年度は，実行環境の整備，計算プログラムの開発，および進捗状況公表を実施した．実行環境の整備を待つ間，当初平成31年度に実施予定であった渦構造維持の可否を分ける環境条件を特定する解析手法の開発も開始した．環境条件を同時に見ながら渦追跡開発を行うほうが，渦追跡で着目するべき変数を決定しやすいと考えたためである．Yoshida and Ishikawa (2013)の下層流れ場の特徴を5パターンに分類する手法をベースに，何時でも何処でも流れ場を調べられるように格子点データに拡張した．単純な格子点化では上手く働かず，流れパターンの検出手法や規格化等の後処理についても見直す必要があった．この新しい解析手法の進捗は，平成29年度台風研究会（京大宇治），平成29年度日本気象学会秋季大会（北大），および台風セミナー2017（名大）にて口頭発表を行った．気象庁本庁を訪れ台風予報の専門家との議論も行った．開発試作段階で行った成果は，米国気象学会のMonthly Weather Review誌で発表した．
平成30年度7月までは，環境場格子点解析手法の改良を行った．昨年度の時点でほぼ出来ていたが，多くの改良点を残していた．例えば流れパターンの特徴をより良く捉えるためにバンドパスフィルターを適用した．特に偏東風波動は中緯度の傾圧不安定波の影響でスコアが大きくなりがちであったため，フィルターを用いて傾圧不安定波の影響を抑制することで，偏東風波動パターンとして得られる気候的スコア分布を改善させた．GPIやTCHPなどの環境場パラメータも同時に算出出来るように改良した．この成果は，AMS 33rd Conference on Hurricanes（フロリダ），およびAOGS2018（ハワイ）にて学会発表を行った．また，この解析を用いた派生的な研究成果をJMSJ誌に投稿中である．
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