研究課題/領域番号 |
17K14422
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
野口 直樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 助教 (50621760)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | メタンハイドレート / タイタン / 拡散 / 高圧 / 高圧氷 / メタン循環 / 振動分光 / 赤外分光 / ラマン分光 / 分子ダイナミクス / 赤外分光法 / ミッシングメタンリザーバ / 低温高圧 |
研究成果の概要 |
土星の衛星であるタイタンの内部にはメタンハイドレートの層が存在すると考えられている。このメタンハイドレートの存在量を推定するのに必要なメタンハイドレート中での分子の移動速度(分子拡散)や振動状態について実験的な研究を行った。その結果、タイタン内部の温度圧力条件でのメタンハイドレートに含まれるメタン分子の量や、水分子の移動速度(拡散係数)が分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タイタンの大気中には2%のメタンが含まれており、探査によって発見されているアミノ酸前駆物質の原料であると考えられている。そのため、タイタンのメタンの存在量を確定し、メタンの循環過程を解明することは分子進化速度を解明するうえで重要である。この研究の成果は、タイタンにおけるメタンのリーザバ(貯蔵庫)であるメタンハイドレートの存在量を見積もるのに必要な基礎的なデータを実験によって導出したことである。
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