研究課題/領域番号 |
17K14440
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
辻 雄太 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (80727074)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 量子干渉 / 分子デバイス / 分子エレクトロニクス / 分子伝導 / コンダクタンス / グリーン関数 / 芳香族性 / 分子ワイヤー / 交互炭化水素 / 単分子接合 / 電子輸送 |
研究成果の概要 |
本研究課題は分子集合体における量子干渉現象の予測と制御を目的として、2017年度から2019年度にかけて実施された。本研究の研究成果は約20報の原著論文として発表された。その中でも特に顕著なものとして、以下のものがあげられる。(1)量子干渉現象のグラフ理論的解釈の確立、(2)ジラジカル性と量子干渉現象の相関を利用した分子設計、(3)非交互炭化水素分子における量子干渉現象の予測法の確立、(4)(1)~(3)の理論を用いたπスタック分子集合体系における量子干渉現象の予測と制御
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義: 本研究課題では非常に重要な量子現象である量子干渉現象をさまざまな理論化学的ツールを用いて解析し、それをさらに複雑な系へと応用していく際に重要となる基礎概念を確立することに成功した。この成果はさまざまな量子技術への展開において重要であり、非常に大きな学術的意義を持つだろう。 研究成果の社会的意義: 量子干渉現象にはさまざまな応用が考えられる。例えば、高機能分子デバイスや太陽電池などである。これらのデバイスの性能向上のための重要な基礎研究として本研究は位置づけられ、非常に大きな社会的意義を有している。
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