研究課題/領域番号 |
17K14460
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
守谷 誠 静岡大学, 理学部, 講師 (70452208)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 固体電解質 / マグネシウム / 分子結晶 / 固体イオニクス / イオン伝導 / 電池 / 二次電池 |
研究成果の概要 |
本研究では、全固体マグネシウム硫黄電池の実現を目的として、以前から我々が着目してきたイオン伝導パスを有する超分子結晶をマグネシウムイオン伝導体として展開することを検討した。マグネシウム電池の動作が確認されている電解液の構成要素を参考に、マグネシウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドを出発原料とした分子結晶の合成に取り組み、新規イオン伝導性分子結晶の合成と結晶構造解析、伝導性の評価に成功した。また、アルミニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドと種々の有機基質を構成要素とした新規イオン伝導性分子結晶の合成も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セラミックスに代表される無機系固体電解質材料からなるマグネシウムイオン伝導体やアルミニウムイオン伝導体では、イオン伝導性の発現に数百度の加熱を要することが一般的である。一方、本研究で得られた分子結晶は、いずれも室温付近の温度域で結晶状態を保ちながらイオン伝導性を示している。これらの結果は、イオン伝導が困難とされている多価イオン伝導性固体電解質の開発において、分子結晶の活用が有効であることを示唆するものと考えられる。
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