研究課題/領域番号 |
17K14463
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
堀内 新之介 長崎大学, 工学研究科, 助教 (50755915)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 発光性超分子 / 自己集合 / 分子認識 / 光化学 / 超分子化学 / 自己組織化 / 光物性 |
研究成果の概要 |
本研究では,錯体内包型超分子の形成条件や得られた発光性超分子の発光特性の幅広い理解を目的に,包接可能な金属錯体の探索と超分子形成条件の拡張を行った。その結果,超分子形成には用いる発光性金属錯体のサイズ依存性があること,発光に関与する励起状態によって超分子化の効果が異なることを明らかにした。また,不均一条件下においても発光性超分子が得られることがわかった。そして,不均一条件で得られた発光性超分子の発光挙動は,均一条件で形成する発光性超分子の発光挙動と異なることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって金属錯体の包接に基づいた新規発光性超分子の合成手法の開拓とその発光特性の解明を達成した。これらの成果が基礎となり,新しいタイプの発光素子としての応用が見込めれば,材料工学の分野においても新たな切り口を与える可能性がある。現時点では,材料としての可能性は未知であるが,今後これらがもっと洗練され明確な有用性が実証された時には,既存の発光性材料に取って代わる可能性がある。
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