研究課題/領域番号 |
17K14472
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
波多野 さや佳 広島大学, 理学研究科, 講師 (30648689)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | フォトクロミズム / 逆フォトクロミズム / ノルボルナジエン / クアドリシクラン / 光物性 / 逆フォトクロミック分子 |
研究成果の概要 |
光照射によって2つの異性体間で物性変化が生じるフォトクロミック分子は機能性材料への応用が研究されているが、光照射時に消色する“逆フォトクロミズム”を示す分子は報告例が少ない。その一因として、分子設計段階で逆フォトクロミズムを示すことが明確に予測できる分子骨格が確立されていないことが挙げられる。 本研究では、ノルボルナジエン(NBD)誘導体を用いて、明確に逆フォトクロミズムを示す分子を確立することを目的として、逆フォトクロミズムを示す分子の合成およびそのフォトクロミック挙動の系統的検討を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規逆フォトクロミック分子を開発することで、通常のフォトクロミック分子では不可能であった新たな物性を発現する分子の開拓が可能となり、これまでにない機能性材料への応用へと展開されることが期待される。 本研究では、逆フォトクロミズムを示すノルボルナジエン(NBD)誘導体を用いてその光挙動を系統的に検討し、これまでに成し得なかった“分子設計段階で明確に逆フォトクロミズムを示す分子”を確立することを目的に、誘導体の合成を試みた。合成過程の反応がうまく進行せず、結果として目的物合成には至らなかったが、今後、NBD誘導体合成時に有用となる知見は得られた。
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