研究課題/領域番号 |
17K14479
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
杉石 露佳 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (30636220)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | カルボシリル化 / トリフルオロメチルシラン / 付加反応 / 遷移金属触媒 / アルキン / トリフルオロメチルアルケン |
研究成果の概要 |
トリフルオロメチルシランを用いてアルキンのカルボシリル化を達成させるために、触媒や添加剤をはじめとした反応条件や基質の検討を行った。本課題においては、トリフルオロメチルシランのシリル基の脱離を抑えて炭素―ケイ素結合を活性化することのみならず、トリフルオロメチル基のアルキンへの付加を促進させることも重要であるとわかった。種々のアルキンを用いて詳細に検討することにより、トリフルオロメチルシランの求核的トリフルオロメチル化剤および求電子的シリル化剤としての評価ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験室で容易に取り扱うことができ、かつ比較的安価であるトリフルオロメチルシランを用い、医薬、農薬、材料科学などにおいて必要とされているトリフルオロメチル化を、より原子効率よく短い合成経路で行える合成法の開発として、アルキンのカルボシリル化を目指した。その過程でハロアルケンの触媒的トリフルオロメチル化に成功した。本研究により、トリフルオロメチルシランの求核的トリフルオロメチル化剤および求電子的シリル化剤としての反応性が明らかになった。
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