研究課題/領域番号 |
17K14504
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
森岡 和大 東京薬科大学, 薬学部, 助教 (70794056)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | CD 型マイクロチップ / オンサイト測定 / リアルタイム蛍光検出 / LAMP / DNA 抽出 / 遺伝子検査 / CD型マイクロチップ / DNA抽出 / グルコース / LAMP 法 / 透明ガラスヒーター / リアルタイム検出 / 透明フィルムヒーター / LAMP法 / コメ品種判別試験 / マイクロ化学分析 / オンサイト分析 / 会合曲線解析 |
研究成果の概要 |
本研究では,コンパクトディスク(CD)型マイクロチップ上で遺伝子検査に必要な操作(DNA 抽出,遺伝子増幅および検出)を行うための新規技術・システムを開発した.開発したCD型蛍光検出システムを用いて,チップの回転中に蛍光を連続的に測定することに成功した.また,小型のループ介在等温遺伝子増幅(LAMP)システムを用いて,遺伝子増幅に伴う蛍光強度変化のリアルタイム測定を達成した.さらに,酸化インジウムスズ(ITO)ヒーターを備えたシステムにより,チップ上でDNA抽出を行うことに成功した.これらの技術・システムを統合することにより,現場での簡便・迅速・高感度な遺伝子検査が可能になると考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,遺伝子検査に要する分析操作(DNA抽出・遺伝子増幅・検出)を一枚のCD型マイクロチップ上で実施するための新規技術・システムを開発した.これにより,オンサイトで,誰もが,簡便,迅速かつ高感度な全自動遺伝子検査を実施できるシステムの開発に有用な分析技術・装置構成を見出した.開発した技術やシステムを統合することで,現場での感染症検査や在宅ベッドサイドでの疾病診断などに使用できる,CD型マイクロチップを用いるポータブルな遺伝子検査システムを実現できると考えられる.
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