研究課題/領域番号 |
17K14514
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村山 恵司 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70779595)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人工核酸 / シグナル増幅 / RNA検出 / SNA / L-DNA / DNA / 直交性 / 増幅回路 / キラリティ伝播 / 修飾核酸塩基 / 核酸 / バイオテクノロジー / 蛍光性プローブ |
研究成果の概要 |
我々がこれまでに開発した人工核酸SNAを媒介として用いることで、標的RNAの情報を天然DNAとは鏡像のL-DNAに転写しシグナル増幅し、蛍光で検出するシステムの構築を行った。結果、夾雑物や酵素の影響を受けずにRNAを検出するシステムの構築に成功した。また、研究の課程において、SNAに結合した核酸のらせんの巻き方向がSNAに伝播し、SNAの二重鎖形成能力に大きく影響するという新たな知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のRNAの蛍光検出法では、細胞内に夾雑する非標的核酸や核酸分解酵素によって正確な検出が困難であった。本研究で開発した手法では、非標的核酸や核酸分解酵素による影響を受けず細胞内のRNAを正確かつ高感度で検出する手法として有力である。 また、核酸の巻き方向が一本鎖部分に伝播することで結合力が変化する現象はこれまでに報告例がなく、学術的に全く新しい知見であるため、今後様々な研究へと展開されることが期待できる。
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