研究課題/領域番号 |
17K14565
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
直江 崇 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究副主幹 (00469826)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ギガサイクル疲労 / 超音波疲労試験 / 溶接 / 転位密度 / 中性子回折 / 機械材料・材料力学 / 転位 / 繰返し硬化 / き裂検出 |
研究成果の概要 |
高ひずみ速度の繰返し負荷に対する耐久性評価とその診断技術の開発のための基礎研究として,ギガサイクルまでの疲労過程を金属組織の変化に着眼し明らかにすることを目的とした.パルス核破砕中性子源の標的構造材であるオーステナイト系ステンレス鋼に対して,超音波法によるギガサイクル疲労試験を実施し,疲労過程で生じる転位密度変化を中性子回折法により定量評価を実施した.繰返し負荷に伴う転位密度の変化は,硬さや残強度の変化と良く対応していた.さらに,溶接材のギガサイクルまでの疲労データの構築を実施すると共に,疲労強度に及ぼす溶接ビードの影響を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オーステナイト系ステンレス鋼のギガサイクル疲労データは,報告例があるものの,溶接材及び溶接金属については調べられていない.溶接材のギガサイクル領域の疲労データを整備することは効率的な機器の設計や寿命評価のために重要である.また,ギガサイクル疲労過程における力学特性変化は報告例がなく,繰返し応力負荷により生じる硬化及び軟化減少と転位密度の変化を関連づけて評価することは学術的意義も高い.
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