研究課題/領域番号 |
17K14566
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
名越 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 研究員 (40769668)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 微小疲労試験 / チタン合金 / すべり変形 / 繰返し応力 / 繰り返し応力 / 微小試験 / 集束イオンビーム / 疲労 |
研究成果の概要 |
材料の疲労進展について、その素過程を深く理解するため、微小疲労試験片を作成し、異なる内部組織を持つ試験片においてその疲労がどのように進行するか明らかにするため、詳細な組織変化を電子顕微鏡法などによって評価した。 チタン材料における微小疲労試験の結果として同一すべり面の繰り返し変形により疲労破壊の起点となりうる表面起伏が成長していく過程や結晶相界面を伝播して滑りが活動してゆく過程を3次元的に明らかにした。これらの変形過程は疲労の素過程を理解する上で非常に重要な知見であると言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
材料の疲労過程において、実際にすべり面が再利用され、活動することによって表面起伏が生じ、亀裂の起点になりうることを明らかにしており、疲労の深い理解につながるこの知見は時に甚大な被害を起こしうる疲労損傷の予防という意味で非常に重要である。また、3次元的な変形の進行を観察できる微小疲労試験手法は様々な材料においてその疲労過程を理解するうえで非常に重要な実験方法となりうることから、本研究においてこの手法を確立したことは学術的にも非常に有意義なことであると考える。
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