研究課題/領域番号 |
17K14569
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生産工学・加工学
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小谷野 智広 金沢大学, 機械工学系, 助教 (20707591)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 電解加工 / ポーラス / Additive Manufacturing / 粉末床溶融結合法 / 空孔 / 電極振動 / 気泡混入 / ポーラス電極 / 機械工作・生産工学 / 金属AM / 工具電極 |
研究成果の概要 |
多孔質形状(ポーラス)を有する複雑構造体を一体で造形できるという金属粉末付加製造法(金属AM)の特徴を活用し,ポーラスを付与した新しい電解加工用電極(ポーラス電極)を開発した.本電極ではポーラスを電極の一部に設け,ポーラス部の空孔(直径数十μmから百μm程度)を電解液の吐出し口として電極間へ電解液を供給する.従来の工具電極では電解液の吐出し口が大きいため,吐出し口の直下で未加工部が生じるという問題があったが,ポーラス電極では吐出し口となる空孔が小さいので,加工面への影響を極めて小さくすることができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の電解加工における工具電極では,電解液の吐出し口が大きいため,吐出し口の直下で未加工部が生じるという問題があり,電解加工の適用範囲に制限があった.一方で,新たに開発したポーラス電極ではこの問題を解決することができ,電解加工の応用範囲の拡大が期待される.また,金属AMにより造形可能な透過性を有するポーラス構造体は,種々の分野への応用が期待されており,ポーラスを介して液体を供給する本研究の知見はこれらの応用においても役立つことが期待される.
|