研究課題/領域番号 |
17K14580
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 中央大学 (2019) 明治大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
森口 昌樹 中央大学, 理工学部, 准教授 (10525893)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 表面メッシュ / 骨格線 / 位相保存 / 形状モデリング / 幾何形状処理 |
研究成果の概要 |
3次元に埋め込まれた表面メッシュに対して,立体としての位相を保存する骨格線を抽出するアルゴリズムを設計した.また,それを実行するソフトウェアの開発も行った.本アルゴリズムは表面メッシュに辺縮約を繰り返し適用するものだが,辺縮約操作が位相を保存するための交叉禁止条件を導出するができた.さらに,辺分割を拡張した局所位相操作を組み合わせて使用することにより,処理の難しいモデルにも対応するロバストな骨格線抽出法が設計できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,位相保存の保証を持つロバストな骨格線抽出法を開発した.骨格線は形状モデリングや形状解析において多くの応用を持つ構造であり,この理論保証やロバスト化は映像産業や製造業での課題解決にも役立つことが期待できる. また,幾何形状処理の分野では,辺縮約がどのような位相的性質を保存できるかについての研究が続けられているが,本研究は新しい保存可能な性質を導いた.これは,辺縮約の新たな応用先の開拓にもつながるものである.
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