研究課題/領域番号 |
17K14592
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
大友 涼子 関西大学, システム理工学部, 助教 (00726862)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 繊維層 / 移動特性 / Stokes flow / PRPフィルター / 空隙構造 / Fibrous media / Platelet-Rich Plasma / Stokesian dynamics |
研究成果の概要 |
本研究では多血小板血漿(PRP)作製のための濾過プロセスを念頭に置き,繊維層中を透過するマイクロ粒子の移動特性を調べることを目的とした.繊維層中を流れるマイクロ粒子の挙動をシミュレートするために,繊維・細胞間の相互作用を検討したが,粒子の繊維への付着は再現しきれなかった.しかし,繊維層内を付着せずに移動する粒子の運動を数値計算により求め,繊維層の構造,繊維の体積率,マイクロ粒子のサイズが粒子挙動に及ぼす影響について基礎的かつ定量的な知見を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多血小板血漿(PRP)作製のための濾過プロセスでは,白血球をできるだけ多く捕捉し,血小板をできるだけ捕捉しないことが望ましい.例えば本研究の数値解析結果の一つとして,サイズの異なる粒子はフィルター内の透過時間や移動に伴う粒子の拡がり方に違いがあることを定量的に評価した.こうした知見は,フィルターの最適設計や,流体中における細胞などのマイクロ粒子の操作および制御に役立つと期待される.
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