研究課題/領域番号 |
17K14604
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
安田 啓太 琉球大学, 工学部, 助教 (60760163)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 海水淡水化 / クラスレートハイドレート / 熱工学 / 結晶工学 / 二酸化炭素 / 二酸化炭素ハイドレート / 相平衡条件 / 結晶観察 |
研究成果の概要 |
クラスレートハイドレート(以下ハイドレート)による海水淡水化技術の開発を目指して実験的研究を行った。ハイドレートは水とゲストと呼ばれる物質からなる固体化合物である。二酸化炭素をゲストとし、ハイドレート生成条件に対応する相平衡条件の測定および生成過程の観察を行った。その結果、二酸化炭素が他のゲストに比べてエネルギーコストを低減することが示唆され、塩分によりハイドレート生成過程に変化が生じることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では成果として、塩分を加えた場合のクラスレートハイドレート生成系の相平衡条件ならびに液体の水と気体の二酸化炭素からクラスレートハイドレートが生成する際に塩分の及ぼす影響が明らかになった。これらの成果はクラスレートハイドレート生成の物理化学の理解を深めるとともに、クラスレートハイドレート法による海水淡水化技術の構築に向けた基礎的情報でかつ根幹をなすもので、技術開発のあらゆる場面で利用され続けるものと期待される。
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