研究課題/領域番号 |
17K14617
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
門脇 廉 九州大学, 工学研究院, 助教 (10735872)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 粘度測定 / せん断粘度 / 体積粘度 / 超音波パルス / 超音波 / 非破壊検査 / 粘度 / 信号処理 / ウェーブレット変換 |
研究成果の概要 |
本研究は,粘稠状物質がもつ流動性と付着性を広帯域超音波パルスによって測定することを目指した.流動性の基礎となる粘度の評価では,液体を集中系にモデル化したシミュレーションに実験を組み合わせてせん断粘度の評価指標を得た.特に,申請者らの過去の研究で扱っていなかったモデル中の結合減衰にもせん断粘度と体積粘度との関係が見られ,これらの評価に寄与しうることがわかった.また,実験系の改良によって,従来より低粘度の液体からも粘度の指標を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の粘度評価手法は液体が用いられているシステムから少量をサンプルとして取り出す必要があったため,当該システム内での液体の物性を測定できなかった.また,代表的なB型粘度計や振動式粘度計ではせん断粘度を測定できるのみで,体積粘度に関わる指標は得られなかった.本研究の成果は容器や管路の内部にある液体の粘度評価に有効で,体積粘度の評価にもつながる.特に,高温,高圧の環境で用いられる液体の流動性を評価する上で重要な知見であると考えられる.
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