研究課題/領域番号 |
17K14623
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
早川 健 中央大学, 理工学部, 助教 (70759266)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 微細操作 / 細胞操作 / マイクロ流体 / マイクロロボティクス / Lab on a chip / バイオ操作 / オンチップ細胞操作 / 振動誘起流れ / マイクロ・ナノデバイス / システムオンチップ / 細胞・組織 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
本研究では,マイクロ流体に特有な振動誘起流れの三次元的な観察と,その三次元細胞操作への応用を目的として研究を行った. 本研究では,まず三次元流れを観察するための観察系の構築を行い,三次元的な流れの観察を行った.特に,印加する振動が直線振動と円振動の場合をそれぞれ観察し,発生する流れパターンが異なることを観察した.次に,観察した三次元的な流れを利用して,微小物体の三次元回転操作を行った.回転操作を行うためのマイクロ構造体のパターンを設計し,そこに円振動と直線振動を印加することにより,水平方向の回転と鉛直方向の回転を行うことに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,従来の手法よりも簡便なシステム構成で細胞の三次元操作を行う方法を提案した.また,三次元操作の一例として,卵細胞の回転操作への適用可能性を示した.このような技術は,例えば畜産業や生殖医療における卵細胞の胚操作に適用可能であると考えられ,バイオメディカル分野への貢献が期待される.
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