研究課題/領域番号 |
17K14636
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
秋山 雅裕 岩手大学, 理工学部, 准教授 (50611430)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | パルスパワー / バラスト水 / 海水 / 高電圧 / 水中放電 / バラスト / プラズマ / 沿面放電 / FPGA / 電気機器工学 / プラズマ・核融合 |
研究成果の概要 |
1ショットが0.5 jのパルスパワー発生装置を用いて水中放電を行い、500ショット/秒の時、電子温度は7841.8 K、電子密度は6.0×10の17乗であった。電圧最大値は約25 kV、電流最大値は約20 A、パルス幅は約3 μmであった。H2O2の計測結果は0.732 mg/Lの生成量となった。 誘電体バリア放電を用いて大腸菌を処理した結果、国際海事機関の示す基準をクリアした。水中放電も基準値に近い値となった。腸球菌とVibrio sp.でも同様に、ショット数を増やすことでコロニー数を減らせる結果を得た。プランクトンの実験では、水中放電では50匹を0匹まで除去した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水が関与する放電プラズマ現象は、水中放電、沿面放電、泡の中での放電等多くの研究がなされ、水処理への応用もなされている。しかしながら、海水等、高い導電率を持つ水が関与する放電プラズマの研究は、バラスト水処理、温泉水処理等多くの応用があるにもかかわらず、その難しさからほとんど行われていない。本研究によって、放電プラズマによりIMOが定めるバラスト水排出基準の5種類中4種類に関して新たな処理の可能性を見出せた。
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