研究課題/領域番号 |
17K14640
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
辻 隆男 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00432873)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マイクログリッド / 周波数制御 / 風力発電 / 外乱オブザーバ / 慣性応答制御 / 仮想慣性 / 電力系統 / 電気自動車 / 離島マイクログリッド / 再生可能エネルギー |
研究成果の概要 |
離島における自立型電力システム(離島マイクログリッド)では、需給バランスを適切に維持して周波数変動を適切に抑制することが重要な課題である。太陽光発電や風力発電の出力変動にも対応できるよう、より高速かつ高性能な周波数制御方式を目指して、本研究では多様な制御資源が互いの制御行動を推定しながら動作する分散制御型外乱オブザーバの開発を目指した。また、蓄電池の導入容量の低減を目指して、風力発電の慣性応答制御への外乱オブザーバの適用について検討を進めた。その結果、蓄電池が無い離島マイクログリッドにおいても、風力発電の活用により周波数変動幅をおおよそ半減できる結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
制御工学の分野において近年広く応用されている外乱オブザーバを分散環境下でも利用できるように拡張することで、多様な制御工学の分野への波及的な効果が期待できる。また、蓄電池が無いマイクログリッドにおいても、風力発電の運動エネルギーの利用により周波数変動を低減できることは、少ない設備投資費用により安定な電力システムを構築するための重要な知見と考えられる。同知見は、太陽光発電や風力発電の普及拡大の一層の進展に寄与するものである。
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