研究課題/領域番号 |
17K14643
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
劉 佳 大阪大学, 工学研究科, 助教 (00791922)
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研究協力者 |
伊瀬 敏史
三浦 友史
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | インバータ / 分散電源 / 仮想同期発電機 / 状態フィードバック / 極配置 / 現代制御理論 / 状態フィードバック制御 / 電力工学 / 再生可能エネルギー / 制御工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、電力系統に慣性を寄与する仮想同期発電機制御を用いたインバータ型分散電源について、現代制御理論によりその振動性を低減することを目的とした。そのため、極配置法を用いた状態フィードバック制御を提案し、そのチューニング方法および設計フローチャートを確立した。さらに、様々な運転モードと条件において提案制御の特性を解析・評価し、従来制御と比較した。その結果、提案制御が従来方法より速い応答を実現できると同時に、リプル・ノイズ耐性も優れていることを、理論解析およびシミュレーション・実験にて示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギー発電の大量導入により、同期発電機がどんどんインバータに切り替わっていく次世代の電力系統において、インバータの慣性補償機能が重要になる。それができる仮想同期発電機制御が振動しやすいが、本研究で提案した振動低減方法でその弱点をなくし、インバータ型分散電源の大量導入の土台を構築した。提案した設計方法と解析方法も、分散電源の研究において世界を先んじ、今後の研究開発の理論的基盤に寄与する。
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