研究課題/領域番号 |
17K14669
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田原 祐助 九州大学, 五感応用デバイス研究開発センター, 准教授 (80585927)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 味覚センサ / 味 / フローインジェクション |
研究成果の概要 |
本研究は,味物質と脂質高分子膜の相互作用をバッチ式で検出してた従来の味覚センサ測定系から,相互作用検知の時間分解能を新たに付与させるために,フローインジェクション式味覚センサの開発をおこなった.さらに,脂質高分子膜に用いる脂質と味物質の相互作用を分子シミュレーションから考察し,センサ応答との関連性を考察した.試作したフローインジェクション式味覚センサは,疎水性度が高い膜吸着性の味物質に対して,経時的な膜電位変化を計測可能となり,相互作用の時間変化を測定できることが示された.また,分子シミュレーションから,脂質と味物質の相互作用を予測できる可能性が示され,さらなる味覚センサの高度化が期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,脂質高分子膜と味物質との相互作用を膜電位の時間変化から計測できることが示された.これにより,これまで計測できなかった味の経時的な変化を数値化できる可能性が示され,さらなる食品・医薬品の味評価に貢献できると期待される.また,分子シミュレーションにより,脂質高分子膜の応答特性を予測することで,センサのさらなる高度化が期待できる.
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