研究課題/領域番号 |
17K14671
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
|
研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
TongHoang Tuan 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 嘱託研究員 (30761853)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 波長分散 / ファイバ光パラメトリック増幅 / 微細構造ファイバ / ファイバ設計 / ファイバ作製 / Chromatic dispersion / Microstructured fiber / High coherence / Mid-IR light source / SC generation / chromatic dispersion / Microstructured fibers / Parametric amplification / フォトニックネットワーク / 光ファイバパラメトリック増幅器 / ロバスト分散ファイバ |
研究成果の概要 |
バッファ層を有するハイブリッド構造ファイバ(HMOF),高非線形で短尺のファイバはファイバパラメトリック増幅(FOPA)利得スペクトルの信号利得および帯域を改善し,ファイバ断面構造の変化によって生じる利得スペクトルの変動を抑制することができることを明らかにした.バッファ層を有するテルライトガラスHMOFと比較して,カルコゲナイドガラスファイバは中赤外域での利用に適している. ゼロ分散波長は全長にわたって1555nmから1559nmの間の揺らぎを有するが,利得スペクトルはほとんど変化しない全長1mのテルライトファイバを作製することに成功した
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ファイバ光パラメトリック増幅器(FOPA)は任意の波長域で広い利得帯域が得られることが期待でき,長い間その実現が望まれてきた.光パラメトリック増幅を効率的に起こすにはファイバの波長分散特性を精密に制御する必要がある.製造工程で生じる構造の揺らぎにより波長分散に揺らぎが生じるため,全長にわたって効率的に光パラメトリック増幅を実現することは困難であった.本研究では,構造の揺らぎが生じても波長分散はほとんど変化しない新規な構造を提案した.本研究の成果により,波長多重通信による通信速度の桁違いの向上,位相敏感増幅によるノイズのない光通信や量子通信の高効率化が実現するものと期待される
|