研究課題/領域番号 |
17K14698
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
鈴木 雅康 宇都宮大学, 工学部, 助教 (10456692)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | パルス幅変調 / 非線形システム / 厳密線形化 / 追従制御 / 零配置 / ガルバノスキャナ / 周波数整形型終端状態制御 / 制御工学 |
研究成果の概要 |
パワーエレクトロニクスやメカトロニクスをはじめとするさまざまな分野でパルス幅変調方式を用いた制御系が構築され,低コスト化の実現などその有意性は広く認められている.しかしながら,この方式が有する非線形特性が問題となり,高速高精度のモーションコントロールには敬遠されている現状がある.本研究では,制御周期内においてパルス矩形波の幅だけでなくその数や配置も操作することによって,系の非線形特性を消去して制御系設計が容易になることを理論的に示し,制御性能を向上させるためのいくつかの方法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
提案した矩形パルスの数/幅/配置の操作は,時間的なスイッチングにより実現され,制御系に新たなアクチュエータを追加することなく操作量の自由度を増やすという戦略に特色があり,類似の研究報告はほとんどない.本研究では,自由度を与えた矩形パルスがどのように系に影響を与えるかという最も基本的で重要な性質のいくつかを解明しており,拡張されたPWM方式による制御系の研究において先駆的なものになり得ると考える.
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