研究課題/領域番号 |
17K14704
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
井上 正樹 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (80725680)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | モデルセットベース制御 / 消散性 / 大規模システム / 弱い制御 / モデル予測制御 / 航空管制システム / エネルギー管理システム / 航空管制制御 / ロバスト制御 / 電力系統制御 / 電力系統 / 制御工学 / 電力系統設計 |
研究成果の概要 |
交通ネットワークや電力系統のような大規模システムを制御・管理するための基礎理論構築に取り組んだ.大規模システムの記述に適した数理モデルとして,システム内部のエネルギーの増減を表現する消散不等式を採用し,安定性や外乱性能などの解析方法,さらに制御方策までを提案した.また,理論を応用し広く産業界で使われるモデル予測制御の超高速化と安定性保証でも成果を得た.さらに,研究過程で得た着想をもとに,人と機械の協調システムに対する「弱い制御」という新しい概念を提案した.その実現を与えたあと,エネルギー管理システムや航空管制システムへの応用展開まで取り組み成果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の情報通信技術の発展により工業製品から社会インフラまで様々なシステムは大規模化されてきた.これらはもし適切に制御や運用されるならば我々の暮らしを豊かにする一方で,大規模ゆえに従来どおりの制御・運用手法には限界も見えてきている.本研究課題は,大規模複雑システムを想定した新たな制御や運用のための基礎理論に取り組んできた.開発してきた解析・制御方策は直接的または間接的にでも様々なシステムの制御・運用方法に貢献することが期待できる.
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