研究課題/領域番号 |
17K14710
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
Attachai Anuwat 高知工科大学, システム工学群, 客員研究員 (40770938)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自己充填コンクリート / 表面気泡 / 連行空気泡 / 増粘剤 / 隠れ気泡 / 新型増粘剤 / 微細気泡 / 空気量の経時変化 / 空気泡 / 微細空気泡 / 分離低減剤 / self-compacting concrete / entrained air / surface of concrete / surface air bubble |
研究成果の概要 |
コンクリート中に残留する気泡が移動・浮上することにより型枠との境界面(コンクリート表面)に付着し硬化後に表面気泡となるとの仮説を立てた。気泡の移動・浮上(抜け)を抑制することにより硬化後表面の残留気泡発生防止につながることを自己充填コンクリートのモルタル試験により検証した。練上り直後から2時間後までのモルタル中の空気の減少量と硬化後の表面気泡面積との関係を調べた。水セメント比が同一かつ増粘剤無添加であれば空気減少量と表面に残る径の大きさ500μm以上の気泡面積の合計との間に相関が見られた。しかし,水セメント比を低くしたものや増粘剤を添加したものは空気減少量に拘らず表面気泡が発生しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単位セメント量の少ない,安価で経済的な自己充填コンクリート成立のために連行されるようになった微細気泡がフレッシュコンクリート中では移動しにくい性質を活かした,コンクリート硬化後の表面気泡抑制技術を実証することが出来た。フレッシュコンクリートの変形の際の固体粒子間摩擦緩和に有効な微細気泡が表面気泡の防止にも有効であることから,施工の合理化・省力化に貢献する自己充填性と美観を両立させた,社会貢献度の高い技術である。
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