研究課題/領域番号 |
17K14718
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
水野 剛規 岐阜工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (90585093)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リダンダンシー評価 / エネルギー / トラス橋 / 桁橋 / 崩壊挙動 / 構造工学・地震工学 |
研究成果の概要 |
トラス橋模型の下弦材破断に起因した崩壊実験により,全体系はいわゆる進行性破壊のような連鎖的な部材破断によるエネルギー吸収を期待することなく,反対側パネルの下弦材のボルト接合部が脆性的に破断することにより瞬時に大規模崩壊に至ることが確認された.そこで,部材破断に起因する全体系の大規模崩壊を防止する手法として,施工が容易で汎用的なケーブルを用いた崩壊防止装置の適用性を検討した.また,リダンダンシーの不足が懸念される少数主桁橋について,数値解析により支間中央付近の下フランジおよび腹板が脆性的に破断した場合の崩壊挙動特性を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トラス橋の大規模崩壊は甚大な被害をもたらすので,大規模崩壊を回避する何らかの方策を講じることが必要である.大規模崩壊しないようにするための本質的な方策は部材補強などにより構造系のロバスト性を向上させ構造系の吸収エネルギーを大きくすることであるが,設計荷重に対する安全性・使用性の照査を再度行うことも必要となり,工期・工費の面で適当でないといえる.そのため,施工が容易な崩壊防止策として汎用的なケーブルを用いた崩壊防止装置の適用性を検証した.
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