研究課題/領域番号 |
17K14732
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田井 明 九州大学, 工学研究院, 准教授 (20585921)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 干潟 / 気候変動 / 生態系サービス / 白川河口干潟 / 中津干潟 / d4PDF / 河口干潟 / 熊本地震 / 地盤高変動 / アサリ / 干潟地形 / 経済価値換算 / 将来予測 / 底質輸送モデル / 潮汐振幅 |
研究成果の概要 |
本研究では,まず,干潟の基本的な水環境特性を把握するために,九州にある代表的な干潟である有明海の白川河口干潟および中津干潟を対象に現地観測を行った.この際に,干潟環境を簡便にモニタリングするためにドローンを用いた超低高度リモートセンシング手法を用いた調査も試みた.調査の結果,干潟は非常に豊かな生態系サービスを有している一方で,豪雨などの突発災害で甚大な被害を受けるなど短期的に見ると環境変動に脆弱であることが分かった.そこで,将来どのようなインパクトが干潟に生じるかを確率論的に調べるためにd4PDFを用いて,該当流域の気候変動後の豪雨イベントの変化について解析し,その特性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は,生態系サービスが豊かな干潟環境が気候変動下でどのような影響を受けるのかについて,現地観測と将来予測データに基づいて明らかにしたものである.干潟環境の保全・改良策を考える際の重量な知見を得たと考えている.また,干潟環境の効率的なモニタリング方法についても知見を得た.
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