研究課題/領域番号 |
17K14733
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
長山 昭夫 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (40621438)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 津波 / 遡上津波 / openFoam / 津波作用波力 / 津波波力 / 津波波圧 / 津波防災 / 防災 |
研究成果の概要 |
遡上津波による構造物への波圧推定は静水圧近似を想定した手法が津波避難ビルの設計指針等に採用され一定の成果を挙げているが、これらは単一構造物壁面を対象に検討されたものであり、構造物が規則的に配置された条件下での波圧についての検討はなされていない。また近年、3次元流体解析により複数配置された条件下での構造物への作用波圧の検討が実施されその特性が明らかにされつつある。
そこで本研究は規則的に配置された円柱群を対象とし設置間隔、作用波圧と比エネルギーの関係について数値計算と模型実験により検討を行った。その結果、格子配置された円柱群における円柱側面への波圧変動特性は格子間隔に影響を受けることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
格子配列に設置した円柱群における無次元波圧は円柱の設置間隔を変化させることで後列円柱のみならず前列円柱でも変動すること、最大無次元波圧作用時の円柱側面における比エネルギーの支配的な水頭が著しく変化することを明らかにした。
実際の沿岸部の都市部では構造物が群体として配置されているため、本研究成果により従来のハザードマップの高精度化、津波避難ビルの設計指針の高精度化、住民避難に関する効果的な提案に関して貢献できる。
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