研究課題/領域番号 |
17K14741
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
柳原 正実 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (20739560)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 交通流 / 車線変更 / ドライビングシミュレータ / ミクロ交通シミュレーション / 車線変更挙動 / ストレス計測 / 交通ミクロシミュレーション / 生体データ / 運転意図 / 心拍 / 交通工学 / 運転挙動 / 意思決定メカニズム |
研究成果の概要 |
追い越しに伴う車線変更をドライビングシミュレータ実験において観測する手段を構築し実験を行い、車線変更前後のストレスの変化やドライバーの意図を詳細に把握できた。車線変更時のストレスは特に車線変更完了時の車両の接近や車線変更を決断した場合に生じる可能性が高いこと、ストレス指標から車線変更を意図している状況の推察ができる可能性が示唆された。また、ドライバーの車線変更に対する考え方を、少数のパラメータの変化で表すモデルを用いてシミュレーション分析した結果、車線変更をしようとする意図を適切に抑制することが効率的な交通流につながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
車線変更時のストレスと意図の把握により,車線変更モデルを構築するためのドライバーの意思決定過程をより詳細に把握した点において学術的な意義があると考える.また,客観的なストレス指標を用いたヒヤリハットなどに関する,より正確な危険性の把握や,車線変更を意図している状況の推察による高度な運転のコントロールに,本研究の成果を応用できると考えられる点,車線変更に関して,より円滑な交通を実現するための指針となり得る成果を得た点に社会的な意義があると考える.
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