研究課題/領域番号 |
17K14751
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
石内 鉄平 宮城大学, 事業構想学群, 准教授 (90527772)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 脳波観測 / アンケート調査 / 屋外空間 / CG画像 / 公園緑地 / 快適性評価 / 脳波 / リラックス度 / CG / CG空間 / 現実空間 / 眺望景観 / 緑地空間 / 生体情報 |
研究成果の概要 |
本研究は、脳波計測および紙面によるアンケート調査といった異なる方法を用いて、屋外空間における快適性の差異について定量的に把握することを目的とした。そこで、公園緑地や海辺、道路空間、駅構内を屋外空間としてその比較検証を行うとともに、CGを用いて園路の幅や樹木量の違いによるリラックス度合いの違いについて計測した。 その結果、CG画像を用いた調査結果の比較から、園路の幅員によって脳波およびアンケート調査の結果は一致することが確認された。しかし、道路空間と駅構内では脳波とアンケート調査結果に大きな不一致が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、屋外空間における快適性評価では、主にアンケート調査による心理実験が用いられてきた。その結果、人々は公園緑地ではリラックスし、道路空間や駅構内といった場所ではストレスを感じているとされてきた。しかし、本研究による比較から、多くは一致する結果が得られたものの、道路空間や駅構内において、調査結果に不一致が見られた。被験者の属性も併せて検証した結果、普段利用しているか否かが不一致の要因であることが見出されたことから、日常的に使う場所や育った環境といった要因がリラックス度に影響する可能性が示唆されたことで、今後の屋外空間の計画の際には、利用者の多様性を考慮する必要性が見出された。
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