研究課題/領域番号 |
17K14766
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築構造・材料
|
研究機関 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 (2018) 神奈川大学 (2017) |
研究代表者 |
齊藤 隆典 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 建築研究本部北方建築総合研究所, 研究職員 (90586497)
|
研究協力者 |
佐藤 宏貴
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 光学的全視野変形計測 / 非接触型計測 / デジタル画像解析 / 位相限定相関法 / 回転不変位相限定相関法 / 光学的変形計測 / 非接触計測 / 画像解析 / 建築構造・材料 / 構造工学・地震工学 / 計測工学 / 画像 / 可視化 |
研究成果の概要 |
本研究では、計測対象の構成材料や変形状態に依存しない汎用的な光学的変形計測法を開発し、その計測精度の検証を行うことを目的とする。これまでに研究開発を進めている光学的変形計測法を用いた計測実験から、現状の計測精度の検証と問題点の抽出を行った。計測上の問題点を解決するために画像解析法に改良を加え、従来計測が困難であった部材変形に回転変位を含む場合の計測を可能とした。外力作用時の曲げやせん断による変形・損傷が予想されるCFRPコンクリート合成部材やCLT部材を対象とした計測実験を行い、画像解析法の改良効果の検証と計測法の妥当性に関する検討を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、従来の変位計やひずみゲージ等では困難な、構造部材の広範な変形挙動や損傷過程を把握することが可能となる。これまでは、有限要素解析等により解析的に予測するのみであったこの種の挙動を、可視化表示することで直接的に観察可能となるため、構造性能を検討する上で重要なデータを提供することが可能になる。近年は建築技術の高度化に伴い、構造物への新材料や各種デバイスの適用が進んでいる現状があり、これらの構造性能を詳細に把握する上でも本計測法は非常に有効である。また、本計測法は計測時に特殊な機器や技能を必要としないため、将来的な社会普及の観点からも望ましいと考えられる。
|